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えっ、しょうゆソフトクリーム?小豆島で出会う驚きのご当地スイーツ@マルキン醤油記念館

1, 「しょうゆソフトクリーム」の看板に思わず足を止める

小豆島と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
オリーブ、瀬戸内海の穏やかな景色、エンジェルロード、寒霞渓などをイメージする方が多いかもしれません。
そんな小豆島で味わえるご当地グルメのひとつが、「しょうゆソフトクリーム」です。
ソフトクリームといえば、バニラや抹茶、チョコレートなどが定番ですが、そこに醤油という組み合わせはなかなか想像がつきません。
「本当においしいの?」
そう思う方も多いかもしれません。しかし、この少し意外な組み合わせこそが、小豆島ならではの食文化を感じられる一品なのです。
このしょうゆソフトクリームが味わえるのが、島を代表する観光スポットのひとつであるマルキン醤油記念館。小豆島の醤油づくりの歴史や文化に触れられる施設として、多くの観光客が訪れています。
しかし実は、このソフトクリームは単なる“変わり種グルメ”ではありません。
その背景には、小豆島が長い年月をかけて育んできた醤油文化があります。

2, 実は小豆島は“醤油の島”だった

現在の小豆島は「オリーブの島」として全国的に知られています。
しかし、島の歴史を語るうえで欠かせないのが醤油づくりです。
小豆島に醤油づくりの技術が伝わったのはおよそ400年前。
江戸時代から醤油醸造が盛んに行われ、最盛期には数多くの醤油蔵が立ち並んでいたといわれています。
なぜ小豆島で醤油づくりが発展したのでしょうか。
その理由のひとつが、島の自然環境でした。
瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、年間を通して比較的温暖で雨が少ない気候に恵まれています。
発酵や熟成を必要とする醤油づくりにとって、この安定した気候は大きな利点でした。
さらに、古くから塩づくりが盛んだったことや、海上交通の要衝として原料や製品の輸送に適していたことも、醤油産業の発展を後押ししました。
こうして小豆島は、日本を代表する醤油の産地として成長していったのです。

3, 醤油の香り漂う「醤の郷」を歩く

©小豆島観光協会

小豆島の醤油文化を肌で感じたいなら、ぜひ訪れてほしい場所があります。
それが「醤の郷(ひしおのさと)」です。
島の東部に広がるこのエリアには、現在も醤油蔵や佃煮工場が点在しています。
歩き始めると、どこか懐かしい風景が広がります。
黒く焼かれた杉板の外壁。
歴史を感じる建物。
そして風に乗って漂う醤油の香り。
観光地として整備されすぎていないからこそ、実際に今も息づく産業の風景を感じることができます。
派手なアトラクションがあるわけではありません。
しかし、ゆっくりと歩いていると、小豆島がいかに醤油とともに歩んできた島なのかが伝わってきます。
まるで時間がゆっくり流れているかのような街並みは、写真映えするスポットとしても人気です。
醤の郷を散策したあとにマルキン醤油記念館を訪れると、島の歴史への理解がさらに深まることでしょう。

4, マルキン醤油記念館で知る醤油づくりの歴史

醤の郷を歩きながら醤油蔵の風景に触れたら、ぜひ立ち寄りたいのがマルキン醤油記念館です。
この施設は、1987年に丸金醤油創業80周年を記念して開館したもので、建物自体もかつて諸味(もろみ)から醤油を搾る圧搾工場として使用されていました。
歴史を感じる外観も魅力のひとつですが、一歩足を踏み入れると、小豆島の醤油文化や醤油づくりについて学べる空間が広がっています。
館内では、醤油の原料や製造方法についてパネルや展示を通して紹介されており、普段何気なく使っている醤油がどのように作られているのかを知ることができます。

→テコの原理でもろみを搾った昔の圧搾機

また、館内には実際に使用されていた木桶や圧搾機などが展示されており、当時の醤油づくりの様子を身近に感じることができます。

なかでも印象的なのが「大桶のトンネル」です。創業当時から使用されていた大桶を活用した展示で、その大きさを間近で見ることで、醤油づくりのスケールの大きさを実感できます。

さらに、マルキン醤油記念館では、見学だけでなく実際に醤油づくりの一端に触れられる「もろみしぼり体験」も行われています。
醤油は、大豆や小麦を発酵・熟成させた「もろみ」を搾ることで生まれます。この体験では、実際にもろみを布に包み、手で圧力をかけながら醤油を搾る工程を体験することができます。
普段何気なく使っている醤油ですが、一滴ができるまでには多くの時間と手間がかかっています。実際に体験してみることで、醤油づくりの奥深さや職人たちの技術をより身近に感じられるでしょう。

館内の展示を見るだけではなく、五感を使って小豆島の醤油文化に触れられるのも、マルキン醤油記念館ならではの魅力です。
また、併設された売店では醤油をはじめとした関連商品も販売されており、小豆島らしいお土産探しも楽しめます。
しょうゆソフトクリームを目当てに訪れたとしても、見学を終える頃には「小豆島がなぜ醤油の島と呼ばれるのか」がきっと理解できることでしょう。

5, 見学の後は名物・しょうゆソフトクリームを

記念館を見学した後は、ぜひ名物の醤油ソフトクリームを味わってみてください。
見学前には「なぜ醤油?」と思っていた方も、館内を巡った後なら少し違った気持ちで手に取ることができるはずです。
醤油を使ったソフトクリームと聞くと意外に感じるかもしれませんが、キャラメルに似た独特の風味が特徴で、多くの来館者に親しまれている人気商品です。
小豆島の醤油文化を気軽に味わえる一品として、記念館を訪れた際にはぜひ味わってみたいご当地スイーツのひとつです。
また、“小豆島が400年以上にわたって受け継いできた醤油文化を、もっと気軽に楽しんでもらいたい”
そんな思いが詰まった一品のようにも感じられます。
旅先で出会うご当地グルメには、その土地の歴史や文化が映し出されています。
しょうゆソフトクリームもまた、小豆島という島の魅力を知るきっかけのひとつ。
マルキン醤油記念館を訪れた際には、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
きっとその一口が、小豆島の奥深い食文化への入口になるはずです。

6, マルキン醤油記念館 基本情報

■施設名 マルキン醤油記念館
■住所 〒761-4421 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850
■営業時間 9:00開館~16:00閉館 ※季節により変動あり
■休館日 不定休(ホームページに掲載)
■入館料 大人(中学生以上)500円、小学生250円、幼児 無料
■アクセス 
◇公共交通機関ご利用の場合
・オリーブバス坂手線「丸金前」下車すぐ
◇お車でお越しの場合(駐車場あり)
・坂手港から車で3分
・草壁港から車で10分
・池田港から車で20分
・土庄港から車で30分
・福田港から車で30分
・大部港から車で40分
■公式サイト https://marukin.moritakk.com/kinenkan/

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